なんかおかしいぞ!
マンション大規模修繕
「広島編」
住民の皆様へ
確かな情報をお伝えするために・・・
はじめに
この小冊子は広島のマンション大規模修繕における業界の実情を情報として紹介するものです。
数年後に大規模修繕工事を予定されている管理組合の皆様に、管理会社まかせではなく住民個々の意見が取り入れられるように、又、大切な資産を適正な価格できちんとした工事を行うために、
業界の現状や実態を理解していただきたいと思いこのたび小冊子としてまとめました。
昨今の大規模修繕業界にまつわる裏話が多く入っていますので綺麗ごとだけのホームページ上で掲載するのにはちょっと勇気がいる内容になっております。
理事の方々や修繕委員の皆様、区分所有者など、修繕積立金の出資者すべての方々に是非とも目を通していただき、貴重な修繕積立金の有効な使い方につながることを願っています。
なお、本文に記載していることは実態に近い内容も多いため、一部の方々への批判的なコメントも多く記述しておりますので、管理会社や他のコンサルタント会社には、この冊子はお渡しされないことをお勧めいたします。
その1
■<業界にとって大規模修繕は「宝の山」>
広島市内においていつの間にか仮設足場が組まれて大規模修繕工事がはじまっているマンションが近年急激に増えてきています。
広島に建つマンションは以前から多かったのですが、10年前に今のような大規模修繕工事があちらこちらで行なわれていたでしょうか???
大型書店の建築専門書コーナーにおいても、マンション大規模修繕に関する書籍もちらほら出回っています。
そう、大規模修繕という業界自体が動きだしているのです。
この現象は、マンションの供給戸数の増大と高経年化問題による、建替えではない「マンション再生法」の実現に国が対策を取りだしたことも大きな原因となっているのでしょう。
しかし、そんな世の流れに敏感に反応するのがマンション業界に係わる方々です。業界からみると修繕積立金という何千万円もの埋蔵金を有している築13年~15年の管理組合は「逃がしてはならない上得意様」となっているのです。
そのせいなのかここ近年、「なんかおかしいぞ?大規模修繕」の現象が起こってきています。
その現象の張本人が「一部の管理会社」・「一部の工事業者」・「一部の設計コンサルタント」なのです。
To Be Continued